ぬくもり温泉、2月7日オープン

update 2006/1/20 10:33

 【江差】一般も利用できる町営公衆浴場化に向けた改修が行われている「ぬくもり温泉保養センター」(江差町尾山町126)が、2月7日にオープンすることが決まった。

 同温泉の一般開放は、田沢町の「江差温泉・湯乃華(ゆのはな)」が昨年9月に廃業。町内北部の住民が利用しやすい浴場が無くなったため。昨年12月の第4回定例町議会でボイラーなどの施設改修や券売機の導入に346万円を計上した。工事は今月末で終了する見通し。

 営業時間は午前11時から午後9時まで。休業日は毎週月曜。料金は大人(12歳以上70歳未満)380円、中人(6歳以上12歳未満)140円、高齢者(70歳以上)190円、小人(3歳以上6歳未満)100円。11回つづりの回数券も発行する。施設管理は当面、地域の町内会に委託する。

 町が管理する源泉から温泉水を供給する。泉質は重曹泉。源泉温度は約50度。施設前には、無料の足湯(冬季休止)もある。町は「100%源泉かけ流し。しっとりとした泉質を楽しんでほしい」(町民福祉課)と話している。

 同温泉は、1995年に「湯乃華」が開業したことに伴い、民業圧迫の恐れがあるとして、利用者を65歳以上の高齢者に限定。週1回限定で無料開放し、高齢者の健康相談などを行っていた。

 破たんした「湯乃華」は、競売手続きが進められているが、再開のメドは立っていない。町は再開の見通しが明らかになった時点で、同温泉の在り方をあらためて検討する。

提供 - 函館新聞社



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