十字屋フード、自己破産申請

update 2006/1/14 16:07

 食品スーパー、焼き肉レストラン経営の十字屋フードセンター(函館市日吉町3、伊藤忠臣社長)が、函館地裁に自己破産を申請したことが13日、分かった。負債総額は約4億円とみられる。同社が経営していた函館市内と上磯町内の計5店舗は既に閉鎖された。

 同社は1949年、精肉販売が主体の食品小売店として創業。ピークの80年ごろは同市内に10店舗を展開し、大型小売店の食品売り場にもテナントを出店。その後、日用雑貨なども扱い、「J(ジェイ)フーズ)」の名称で親しまれていた。

 経営の多角化にも着手し、大型スーパー「生鮮びっくり市」(上磯町七重浜)、焼き肉レストラン「キングオブキングス」を開店。だが、業界内の競争激化と新規出店にかかった設備投資の負担がかさみ、96年に和議を申請、翌年に認可された。

 経営再建中は、98年8月期に26億円を売り上げるなど好調だったが、地元や道内大手の相次ぐ出店などで売り上げは低迷。今年8月期の売上高は16億6800万円にまで落ち込んでいたとみられる。

  パートを含めた従業員は、昨年末で全員が解雇されている。

提供 - 函館新聞社



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