ソウル便、来夏にも週3、4便

update 2005/12/29 10:04

 函館市の井上博司市長は28日の定例会見で、日韓航空当局間会議で函館―ソウル便の新規路線開設が認められたことについて「函館地域にとって非常に喜ばしいこと。韓国側から週3、4便乗り入れたいとする要望がある。早ければ来年の夏か秋ごろには開設されるだろう。実現は間違いない」との見通しを語った。

 どの航空会社が就航するかは明言を避けたが、韓国には大韓航空とアシアナ航空があり、どちらかになる考えを示した。また「函館への路線就航は韓国からの要望。乗客がフィフティーフィフティー(半々)でなくとも、韓国中心の利用比率を考えているのではないか」と述べた。

 市は年明け早々に韓国の航空会社と協議を進める。乗客について市長は「日本でゴルフをやりたい人も多いらしい。ゴルフと温泉で函館をアピールしたい。航空会社も韓国も、十分な利用予測を持っての決定だと思う」と述べた。

 市は5年ほど前から韓国との路線開設に向けてトップセールスを続けているが、新千歳や青森に定期便が就航していることもあり、チャーター便運航で実績を挙げる運動に主眼を置いてきた。今回の政府間合意では、道内では新千歳―釜山、旭川―ソウルの開設も認められたため、他都市と負けないよう、函館とソウルの友好関係をさらに深める考えも示した。

 また、函館国際水産・海洋都市構想で、緑の島へ建設する予定の「海の生態科学館(水族館)」について、合併特例債を活用すれば市の事業費が約3分の1で済むことや、少子化対策からも子供たちへの社会教育施設として意義がある点を強調。「私としては実現に強い意欲を持っているが、厳しい財政状況や市民の意見、来年3月までにまとまる基本計画などを踏まえ、慎重に対応したい」と述べた。

提供 - 函館新聞社



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