西郷隆盛の来函「湾をひと回り」…講演会で箱戦争館戦争との歴史学ぶ

update 2005/9/4 13:07

 討幕の指導者、西郷隆盛(1827―77年)と、箱館戦争の歴史とのかかわりについての講演会が3日、函館市民会館で開かれた。「西郷南州顕彰館」(鹿児島)の高柳毅館長が「箱館と西郷隆盛」と題し、西郷が来函した事実などを紹介した。

 「西郷隆盛箱館来港記念」講演実行委が主催。西郷が来函した事実は資料などで明らかにされているが、講演で紹介されるのは初めて。会場はあまり知られていなかった函館の歴史について学ぼうと約200人が訪れた。

 高柳さんはまず、「道南をはじめ、多くの人の研究のたまもの」と資料を発掘した人たちの労をねぎらった。その上で、西郷が来函した1869(明治2)年の年表を元に話を進めた。函館征討応援隊として東京・品川を出発。函館に着いたものの、上陸していない事実について「同行した医師の日誌の中から、湾をひと回りし帰ったとあった」などと、事実の確認をしていった。

 来場者は高柳さんの話にメモを取りながら聞き入っていた。講演の前には、西郷が来函した様子を演じる「函館西郷どん太鼓」や花泉舞衛社中による「田原坂」が披露された。

提供 - 函館新聞社



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