函館ラ・サール高校で来年度から推薦入試導入

update 2005/9/1 10:08

　函館ラ・サール高校（フェルミン・マルチネス校長）は、来年度入試から推薦入試を導入することを、３１日までに決めた。同校の推薦制度導入により函館市内の私立高校全８校が推薦入試を取り入れることになった。導入について同校は「全国から優秀な生徒を迎えるため」としている。選考は、書類審査と筆記試験で行う。試験日は１月２１日で、他校推薦入試や一般入試との併願を、市内私立校で唯一認める。筆記試験科目は英語、数学、小論文。

　推薦枠は３０人ほどを予定。推薦基準は（1）主要５科目の内申点が学年で上位１０％以内（2）主要５科目の内申点が学年上位２０％以内だが、学力的には上位１０％以内の生徒に見劣りしない―の２点で、学力だけが基準となる。

　試験会場は、函館、札幌、東京など８会場で、合格発表は１月２３日を予定。推薦入試を受けた場合、一般入試の受験料を免除する。

　また同校では、近年の不況による経済的理由から、同校進学を断念している生徒の要望の声を受け、推薦入試、一般入試の上位合格者の入学金を免除、軽減措置も初めて行う。

提供 - 函館新聞社

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