ベイエリアに一夜限りの”野外バー”

update 2005/8/31 11:15

 公共空間デザインを研究する慶応大の学生らによる実証実験「モバイル・バーカウンター・プロジェクト」が30日、函館市末広町の東浜桟橋(旧桟橋)で行われ、歴史情緒あふれるベイエリアに一夜限りの“野外バー”が開店した。

 同大環境情報学部・田中浩也研究室の主催で、同研究室の学生らが4月から計画。かつて人々の往来でにぎわい、文化交流が生まれた旧桟橋と大門地区の老舗「舶来居酒屋 杉の子」(同市若松町19)の魅力を融合させた空間演出を試みた。

 会場にビールケースを積み重ねたバーカウンターやいすを設置し、赤、青、黄、緑色の青函連絡船の船体色に合わせた、杉の子オリジナルカクテルを提供した。

 学生たちが開発した照明装置を駆使し、バーカウンターはカクテルの色を読み取るセンサーで照明の色を変化させ、客席テーブルではグラスの底からカクテルをライトアップした。

 訪れた人々は、美しい港の夜景と色鮮やかなカクテルに酔いしれ、晩夏の夜を楽しんだ。同市湯川町から訪れた吉田健二さん(40)は「潮風に当たりながら、船の名前が付いたカクテルが飲めるのはロマンチックだと思う」と満喫していた。

提供 - 函館新聞社



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