野外劇、開幕控え総練習

update 2005/7/7 09:47

 国の特別史跡・五稜郭跡を舞台に行われる、市民創作「函館野外劇」の第18回公演は、8日午後7時半に開幕する。6日夜には、総練習が行われ、技術スタッフ、キャストら約200人が本番に向けて士気を高めた。

 ことしは、プロの演出家によるロングリニューアルの3年目。オープニングとなるコロポックルの登場シーンは、華やかなバレエで演出。箱館戦争の殺陣を公立はこだて未来大の学生が中心となって演じ、迫力と優美さを増したステージを展開する。

 総練習は本番通り、1時間半行った。練習前は「安全第一に。けがに気をつけて進めましょう」と声が掛かり、演技中には役者のポジションについて細かなチェックが飛び交った。またレーザー光線や炎、煙をなど使った演出も行われ、全体の流れを確認した。

 NPO法人(特定非営利活動法人)市民創作「函館野外劇」の会の輪島幸雄理事長代行は「地元の人が関心を持つことで、全国に発信できる。多くの市民に見に来てほしい」と来場を呼びかけている。

 公演日は、8日のほか、9、15、16、22、23、29、30日と8月5、6日。いずれも午後7時半から。少雨決行。

 入場料は大人2000円(前売り1800円)、中高生1000円(同900円)、小学生500円(同400円)。市内各プレイガイドなどで扱っている。問い合わせ同会事務局TEL0138・56・8601。

提供 - 函館新聞社



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