高龍寺収蔵の貴重な書画や彫刻を一般公開へ

update 2005/7/6 10:32

 函館市船見町の高龍寺(永井康人住職)は10月に行う「金毘羅尊天例大祭」で、北海道有形文化財に指定された蠣崎波響(かきざき・はきょう)の「釈迦涅槃図(しゃかねはんず)」をはじめとした書画や彫刻などの一般公開を計画している。これまでも収蔵品の一部を公開してきたが、数十点規模での展示は初めてとなる。江戸時代中期から現代まで、歴史的価値のある作品が多数含まれ、歴史ファンに限らず、注目を集めそうだ。

 同寺は、1633年に開創し、ことしで372年目の歴史ある曹洞宗の寺。長い歴史の中で、貴重な作品を収蔵している。現在、数百点を超える書画などは、2003年に竣工した「慈雲閣」の一角に新設した、湿度、温度の調整可能な約17平方メートルの「宝蔵庫」で保存・管理している。

 歴史的価値のある美術品の数々を、広く一般公開することで、寺の歴史や所蔵品を知ってもらうのが狙いという。

 美術品の中には、「釈迦涅槃図」のほか、鍾馗(しょうき)画の「白隠(はくいん)禅師画讃」や歴代曹洞宗管長の書など、江戸中期の書、日本画から、現代の洋画まで幅広い。

 同寺で、所蔵品を保存管理する日比優道監寺は「貴重な作品があるので、多くの人に鑑賞してもらいたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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