箱館戦争の戦死者しのび碧血碑で慰霊祭

update 2005/6/26 17:27

　箱館戦争で戦死した旧幕府軍兵士をまつる「碧血碑（へっけつひ）」（函館市谷地頭町）で２５日、慰霊祭が行われ、約１００人が碑前に手を合わせ歴史に思いをはせた。

　碧血碑は箱館戦争終結の５年後の１８７４年に建立。慰霊祭は箱館碧血会（柳川昭祈治会長）が主催しており、今年で１３７回目となる。

　函館市などから献花が行われた後、実行寺の僧侶が読経し、同会会員らが順に焼香。碑前には地元の谷地頭保育園（加茂光恵園長）の園児による手作りのだんごが供えられ、同園の年長組園児２２人も祈りを捧げた。

　柳川会長は「毎年たくさんの皆さんに集まってもらい感謝している。今後も函館市を中心に碧血碑の整備活動が継続できるように応援をお願いしたい」とあいさつした。

　この日は、土方歳三の子孫に当たる土方愛さん（東京都在住）が昨年に続き２度目の参列。土方さんは「函館の人たちが１３０年以上にわたって碧血碑を守り続けてくれていることに感謝と敬意を表したい」と話していた。（小川俊之）

提供 - 函館新聞社

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